W3Cはウェブの標準規格でSEO対策上も重要
<スポンサーリンク>
サイト作りは、HTMLという言語を使って行います。このウェブサイトやHTMLの標準となる規格が「W3C」です。
W3Cは、ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアムといウェブで使用される技術がバラバラでは困るため標準化推進を目的に設立された団体。インターネットの基礎となるハイパーリンク(ページからページへの遷移)を生み出したティム・バーナーズ=リー氏が創設した非営利団体。
WebマーケティングやSEOに関わる人はご存知の内容。
W3Cは事実上の標準規格
HTMCやCSSなどのウェブ作成における言語やルールの基準は、勧告で強制力はありません。しかし、IT業界では国際的に通用する標準規格として、世界中に使われています。
インターネット上には、国境はなく、多数のサイトがあります。もし、標準規格がなかったら、ウェブ閲覧は大変です。ブラウザ開発者や検索エンジンも対応しにくくなります。
現在のサイト作りは、0から作成するよりも既存のサイトのソースを利用することやテンプレートを利用することが多いため、標準化が促進されやすい。ワードプレスやムーバブルタイプなどを利用したクラウド型など。
W3Cに準拠するとSEOに有利
W3C規格に沿ってサイトを作成するとメリットが生じます。
グーグルの検索エンジンは、W3C規格を基準にサイトを順位付けします。つまり、基準にあっているサイトの方が順位向上の可能性が高いのです。
ウェブアクセスの向上に役立つ。このガイドラインに従うと様々な障害を持つ方に対しても見やすく使いやすいコンテンツになります。
データの軽量化やアクセススピードの向上につながるように、標準規格は作られています。
ウェブサイト制作の教科書には、ウェブ標準、HTML+CSSは標準に沿って作るべきなどというテーマが貫かれているはず。
グーグルの検索エンジンは、テキストの質量やユーザビリティを好み、余計な装飾タグや華美なものを嫌います。それは、標準規格自身が全てのユーザーに対して知覚・操作・理解・互換性を与えることを目指しているからでもある。
デザイナー志向の強いウェブ製作者が作った場合、W3C規格に準拠していないことも多く、SEO対策上は不利なサイトやテンプレートになつてしまいます。
ウェブの製作価格は、0から数百万円・数千万円まで様々。単純にURLを打ち込んで表示するだけならば無料のサイトでも表示できます。しかし、Webマーケティングを行う売上を増加させていくことを考えるとしっかりとしたサイト作りが望まれる。
弊社の運営および製作しているサイトは、ほとんど、このW3C規格に準拠したテンプレート「SEOに強い賢威」を利用してカスタマイズしたもの。
W3C規格の内容を参考に。
どのような内容が規格に含まれているのか参考資料やサイト
規格の日本語訳を一部引用しておきます。
WCAG 2.0 ガイドライン
原則 1:知覚可能
1.1 すべての非テキストコンテンツには代替テキストを提供して、拡大印刷、点字、音声、シンボル、平易な言葉などのような、ユーザが必要とする形式に変換できるようにする。
1.2 時間の経過に伴って変化するメディアには代替コンテンツを提供する。
1.3 情報あるいは構造を損なうことなく、さまざまな方法(例えば、よりシンプルなレイアウト)で提供できるように、コンテンツを制作する。
1.4 ユーザが、コンテンツを見やすくしたり、聞きやすくしたりする。これには、前景と背景を区別することも含む。
原則 2: 操作可能
2.1 すべての機能をキーボードから利用できるようにする。
2.2 ユーザがコンテンツを読んだり使用したりするのに十分な時間を提供する。
2.3 てんかん発作を引き起こさないようにコンテンツを設計する。
2.4 ユーザがコンテンツをナビゲートしたり、探し出したり、現在位置を確認するのを手助けする手段を提供する。
原則 3:理解可能
3.1 テキストのコンテンツを読みやすく理解可能にする。
3.2 ウェブページの表示や動作を予測可能にする。
3.3 ユーザが間違えないようにしたり、間違いを修正したりするのを助ける。
原則 4: ロバスト性
4.1 現在および将来の支援技術を含むユーザエージェントとの互換性を最大化する。
適合性