2.9兆円を売り上げるグーグルの広告主はどこ?
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世界最大の企業の一つ、Google。
その2011年の収益は379億ドル(約2兆9000億円)で、このうち96%が広告収入でした。
グーグルの広告収入は、アドワーズとアドセンスの二つが中心です。
それだけで、これだけの収入があるとは驚きですね。
グーグルとは、
Wikiより
1996年1月 – 元々は研究プロジェクトとして始められたGoogleの原型となる、バックリンクを分析する検索エンジン”BackRub”(バックラブ)が、スタンフォード大学で博士課程に在籍していたラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンによって開発された
現在、検索エンジンとして世界トップのシェア。
ヤフーの検索エンジンもグーグルを採用。アドワーズ(Google AdWords)は、Google社が広告主に対して提供するクリック課金広告サービスの名称である。
アドワーズ:検索結果に応じて広告が掲載されます。
例:保険のキーワードに対して保険会社の広告を表示
グーグルの広告主
Gigazineにて興味深い内容がありました。検索していると日本でも生命保険など金融関係のクライアントは多く見かけるはず。SEOの診断や上位アップの顧客も同じ層に重なってます。
分野別の広告主上位について
◆第1位 金融&保険:40億ドル(約3054億円)
State Farm(自動車保険):4370万ドル(約33億3700万円)
Progressive(自動車保険):4310万ドル(約32億9100万円)
GEICO(自動車保険):2370万ドル(約18億1000万円)
Quicken Loans(住宅ローン):2110万ドル(約16億1100万円)
eHealthInsurance(健康保険):2060万ドル(約15億7300万円)
このジャンルでよく使われるキーワードとそのCPCはこんな感じ。CPCはCost Per Click、「1回クリックしてもらうのにいくらかかっているのか」を示した値。
下の例でいうと、「安い自動車保険」というフレーズでGoogleに広告を出している広告主は、1回クリックしてもらうために2594円支払っているということになります。「Self Employed Health Insurance (個人事業主の健康保険について)」43.39ドル(約3313円)
「Cheap Car Insurance (安い自動車保険)」33.97ドル(約2594円)◆第2位 小売&雑貨:28億ドル(約2138億円)
Amazon.com(ネット通販):5520万ドル(約42億1500万円)
eBay(ネットオークション):4280万ドル(約32億6800万円)
メイシーズ(百貨店):3560万ドル(約27億1800万円)
シアーズ(百貨店):3430万ドル
J.C.ペニー(百貨店):3090万ドル
・よく使われるキーワードとそのCPC
「zumba dance dvd (ズンバというダンスフィットネスのDVD)」5.18ドル(約396円)
「proform treadmill (ウォーキングマシン)」3.80ドル(約290円)
「weber grill accessories (ウェーバー社のグリルのアクセサリ)」1.95ドル(約149円)
◆第3位 旅行:24億ドル(約1833億円)
Booking.com(宿泊予約):4040万ドル(約30億8500万円)
エクスペディア(宿泊予約):2890万ドル(約22億700万円)
KAYAK(宿泊予約):2870万ドル(約21億9200万円)
マリオットホテル(ホテル):2090万ドル(約15億9600万円)
プライスライン(宿泊予約):1960万ドル(約14億9700万円)
・よく使われるキーワードとそのCPC
「new york hotels (ニューヨークのホテル)」7.68ドル(約586円)
「plane tickets (航空券)」6.95ドル(約531円)
「cheap hotels (格安ホテル)」5.94ドル(約454円)
◆第4位 仕事&教育:21億ドル(約1604億円)
フェニックス大学(オンライン大学):4690万ドル(約35億8100万円)
ITT Technical Insutitute(オンライン大学):2990万ドル(約22億8300万円)
DeVry大学(オンライン大学):1970万ドル(約15億400万円)
カペラ大学(オンライン大学):1700万ドル(約12億9800万円)
ClassesUSA(オンライン高等教育サイト):1630万ドル(約12億4500万円)
◆第5位 ホーム&ガーデン:21億ドル(約1604億円)
ロウズ(ホームセンター):5910万ドル(約45億1300万円)
ザ・ホーム・デポ(ホームセンター):5030万ドル(約38億4100万円)
ServiceMagic(リフォーム仲介):2140万ドル(約16億3400万円)
Sears Home Services(家の保守整備):2070万ドル(約15億8000万円)
Lighting Universe(照明器具販売):1500万ドル(約11億4500万円)
◆第6位 コンピューター&家電製品:20億ドル(約1527億円)
ヒューレット・パッカード(メーカー):3330万ドル(約25億4300万円)
デル(メーカー):2630万ドル(約20億800万円)
ベストバイ(家電量販店):2370万ドル(約18億1000万円)
アップル(メーカー):1790万ドル(約13億6700万円)
マイクロソフト(ソフトウェア):1630万ドル(約12億4500万円)
◆第7位 乗り物:20億ドル(約1527億円)
Cars.com(自動車販売):2130万ドル(約16億2600万円)
AutoTrader.com(自動車販売):2040万ドル(約15億5800万円)
ファイアストン(タイヤメーカー):1690万ドル(約12億9000万円)
AAA.com(アメリカ自動車協会):1630万ドル(約12億4500万円)
シボレー(自動車メーカー):1550万ドル(約11億8400万円)
・よく使われるキーワードとそのCPC
「cheap hybrid car (安いハイブリッド自動車)」15.57ドル(約1189円)
「bridgestone tires (ブリヂストンのタイヤ)」5.03ドル(約384円)
◆第8位 インターネット&通信:17億ドル(約1298億円)
AT&T(通信事業者):4080万ドル(約31億1500万円)
ベライゾン(通信事業者):2290万ドル(約17億4900万円)
Go Daddy(ドメイン名登録業者):2170万ドル(約16億5700万円)
コムキャスト(CATV事業者):1900万ドル(約14億5100万円)
ディレクTV(衛星放送事業者):1840万ドル(約14億500万円)
・よく使われるキーワードとそのCPC
「High Speed Internet Deals (高速インターネット)」26.74ドル(約2042円)
「Pre Paid Cell Phones (プリペイド式携帯電話)」25.38ドル(約1938円)
「Domain Registration (ドメイン名の登録)」20.13ドル(約1537円)
◆第9位 ビジネス&産業:16億ドル(約1222億円)
ULINE(運送会社):3510万ドル(約26億8000万円)
Vistaprint(名刺印刷):2690万ドル(約20億5400万円)
オフィス・デポ(オフィス用品):1730万ドル(約13億2100万円)
Staples(オフィス用品):1520万ドル(約11億6100万円)
Yellow Pages United(職業別電話帳):1430万ドル(約10億9200万円)
・よく使われるキーワードとそのCPC
「Custom Business Card (オリジナルの名刺)」13.83ドル(約1056円)
「Cheap Office Supplies (安いオフィス用品)」10.28ドル(約785円)
◆第10位 冠婚葬祭&ギフト:12億ドル(約916億円)
1-800-FLOWERS.COM(生花):3080万ドル(約23億5200万円)
FTD(生花):3070万ドル(約23億4400万円)
ProFlowers(生花):2720万ドル(約20億7700万円)
Teleflora(生花):2480万ドル(約18億9400万円)
Gifts.com(生花):1010万ドル(約7億7100万円)
・よく使われるキーワードとそのCPC
「Funeral Flower Arrangements (お葬式の花)」20.95ドル(約1600円)
「flower delivery (花の配達)」3.88ドル(約296円)
グーグルの売上推移
いかがでしょうか?
普段、よく見かける会社や分野がたくさんありますよね。
グーグルは、これらの広告費で多くのサービス提供の費用をまかなって、ユーザーには無料でサービスを提供しています。
グーグルのサービスは、ほとんどが無料です。
売上、利益とも順調に伸びています。
出典:MSN
インターネットの進展で最も成長した企業の一つはグーグルです。米国ではネットスケープやAOLなどといった先駆者もいましたが、現在はグーグルの力は大きくWebマーケティングの基本となる検索エンジンは独り勝ち状態。