SEOはグーグル対過剰な検索エンジン対策を行う会社との戦いの歴史

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SEOは、検索エンジンと順位を挙げることをビジネスとする会社とのアルゴリズムを巡る解析と改善の繰り返し。

特に、検索エンジンがの90%近いシェアをグーグルが占めている2014年においては、グーグル対策がSEOのほぼ全て。

百度(バイドゥ)やbingなどもありますが、検索に占める割合はごくわずか。2010年9月~12月にヤフー検索がグーグルに切り替わって以降、一強時代が続いています。

SEOと検索エンジン対策の歴史

ユーザーが喜ぶ(満足する)検索結果を提供することで、検索エンジン業界のナンバーワンを目指すグーグルと、企業からお金を貰って検索順位を上げたいSEO会社との戦い。

検索順位を上げるとウエブサイトへのアクセス数が増加し売上が上がるため、企業にとっては死活問題です。

サイトへの流入割合
当社運営サイトの一つ。Organic Search(自然検索)で流入する割合は、全体の83.1%!
ほとんどグーグルの検索からユーザーがアクセス。

 

 

 

SEOで検索順位を上げる方向の推移

検索順位を決定する要因はこのような形で推移。
1.クリック数:×
2.詰め込み(サイトの中にキーワードがあればある程良い):×
3.被リンクの数:×
4.被リンクの質:△
5.内部同一性被リンク:現在は、リンクに意味の同一性がないとリンクに効果がない
※フッターリンクは悪いことをする会社が多いのでリンクジュースの受渡は薄い。

SEO会社が、順位を上げるために取ってきた施策の推移です。

●最初は、グーグル側のアルゴリズムも単純で、「アクセス数が多いウェブサイト」は良いウェブサイトとの考えがあったため、クリックしてアクセス数を増やすことで順位を上げることが出来ました。

●次は、詰め込み。例えば、【Webマーケティング】というキーワードで上位表示を目指すと文章の中に「Webマーケティング」という言葉をたくさん入れることでSEOに成功して順位があがりました。

●被リンクの数。この時代は長く続き栄華を誇りました。
確かに、被リンクは価値のあるサイトを図る一つの指針です。
しかし、被リンクが多くかつ質が良ければいいというのはSEO対策会社にとっては、美味しいビジネスチャンス。商工会議所などの団体がSEOリンクを売りだしていたことも。

●現在は、被リンクの質。その中でも意味のあるリンク、そして内部施策が重要になっています。もちろん、アクセス数(ユーザーのサイト内滞在時間やページ遷移)も重要。

SEO診断を行う上で、大量の被リンクを購入するなど過剰な対策を取ってしまった場合には、その解消から始めなければいけません。

グーグルアナリティクスとキーワード
グーグルアナリティクスでアクセス数や流入キーワードを判断。

二つの大きなアップデート

世界のSEO会社を恐怖に陥れた大きなアップデートがこの二つ。

【ペンギンアップデート】
ペンギンアップデートは、2012年4月24日にリリースされたグーグルの大きなアルゴリズム変更の事。
過剰なSEO対策を施しているサイトを中心に意図的に順位を上げようとしているサイトの排除を目的とした 新しいアルゴリズム。

【パンダアップデート】
2011年頃から開始され2012年7月に日本語環境で導入されたアルゴリズム。
こちらは、コンテンツの中身をより重視するアップデート。
質の高い検索結果を得られるように、検索エンジンの仕組を変更し、コピーサイトやコピーコンテンツを排除し、専門的な内容が書かれているサイトを上位にあげるアルゴリズムでした。

グーグルはユーザビリティを重視

グーグルの方向性としては、ユーザーに良い検索エンジンを提供する。
そして、グーグルの検索が世界を制し続けることを目的にしています

実際、Googleの検索エンジン開発部門の責任者として情報発信しているマット・カッツ氏は、ユーザビリティという言葉を良く出しています。

SEO対策は、短期的な施策を求め過ぎると重要なペナルティを受けて回復が難しくなることもあります。ウェブサイトを利用するユーザーにとって、プラスの方向であることを意識して対策を行ってください。ユーザビリティを上げる方向でSEO対策を行うことがアクセス数やページ滞在時間を上げる結果に繋がります。

ただし、グーグルが好むウェブサイトとユーザーが好むウェブサイトには、違いがあります。詳しくは・・・

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