太字タグ<b>と論理強調タグ<strong>は、同じ強調でも意味が違う

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ウェブサイトの魅力は、文字を装飾することで読みやすい文章にできること。特に重要な個所を太字にする方法は良く利用しますね。

では、太字にする方法にも違いがあることをご存知でしょうか。ビジネス目的のサイト運営だと、使い分けておく方がSEO上で有利。

太字タグと強調タグの違い

下記のb太字タグもstrong論理強調タグも、クロームやIEといったブラウザで表示した見た目は同じです。

双方のタグとも文章内で強調したい個所に使います。下記のタグタイトルもソースを見ると変えてあるのですがユーザーから見た目は変わりません。

しかし、検索エンジンに情報を伝えるSEO観点からは違います。

<b>太字タグ

このbタグは見た目上で文字を太字(bold)にしたい場合に使う。他の文章と比べてデザイン上の見た目で違いを出したい場合に使うタグ。

bタグはデザイン的に文字を太くして目立たせます。

<strong>論理強調タグ

一方strongタグは、文章構造において、論理的な強調を示す。他の文章と比べて、強調したい表現を<strong>タグで囲むのが使い方。

strongタグは、意味を強調して、重要な言葉であることを示します。

ウェブサイトを読みユーザーに対しての見かけ上の違いはなくてもSEO対策上の違いがある。

SEOとstrongタグ

strongタグは、そのキーワードが強調されますので、検索エンジンでヒットしやすくなる傾向があります。

一方、多用しすぎると過剰SEOとしてペナルティーを受けたり、文章内で重要な言葉が分散したりするデメリットも。

そのため、使い方は、1ページに1個~3個位に止めておく方がいいでしょう。無理して使うよりも全文を推敲する時に1個か2個程度、強調する時に使いましょう。

少しだけ目立たせたい場合には、bタグを使う方が無難です。

HTML4.01からHTML5へのバージョンアップによる変更点

strong要素はHTML4.01の定義とほぼ同じですが、HTML5では<strong> ~ </strong> の中の一部を、 さらに <strong> ~ </strong> で囲むことで、重要性の強さの程度を指定し分けることができるようになっています。

HTMLクイックリファレンス

似たような意味を持つタグとして斜体にするemタグも存在します。こちらは、SEOのホワイトハットジャパン様の記事を参考にしてください。ここまで使い分けをする必要も少なく、無理にemタグを使うことはありません。

<strong>と<em>の違い

<strong>:強い強調(太字)
<em>:強調(イタリック)

<strong>も<em>は強い強調と、強調という違いはあるのですが、検索エンジンはほぼ同じ物(もしくは全く同じもの)として扱っていると思われます。(そもそも、通常の強調と強い強調を人間が適切に使い分けるのもややこしいのに、検索エンジンが理解できるかどうかと考えるとそういう結論になりました。あくまでも私の個人的な見解です)

強調タグ(strong,em)の解説と使い方と注意点

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