ハミングバードアップデートは会話型検索を目指すアルゴリズム

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パンダ・ペンギンと続いたグーグルの大型アルゴリズム変更の第三弾がハミングバードアップデート。ハチドリという可愛い鳥の名前がついた検索方法の変化を示します。

公表は2013年9月26日

ハミングバードアップデートの特徴

グーグルの未来を見据えたアルゴリズム変更で、「会話型検索」「長文検索」によい検索結果をもたらすアルゴリズム。

従来の検索でのキーワードは、複数の単語を並べたものでした。

ハミングバードアップデートは、長文や会話による検索に対して、ユーザーが求める検索結果を返しやすくすると変更とグーグルは説明しています。

従来の検索ワード:「Webマーケティング 方法」

会話や長文検索:「Webマーケティングで成果を上げる方法を教えて」

クエリ全体の意味や背景の検索意図を読み取り検索結果を返すように改良。

●マット・カッツ氏による2013年ラスベガスのSEO会議動画「ハミングバード」

●具体的な例:グーグルアナリティクスのレポート解析

会話型検索の例

会話型検索の例を実際に上げておきます。ユーザーも検索エンジンの使い方に慣れており、単語で検索することの方が多いと思います。しかし、ユーザー層の拡大・音声による検索などが普及してくると会話型検索に対して最適な結果を返すアルゴリズムを作っていく方向。

 

SEOはニッチなロングテールが有利

では、このハミングアップデートに対して、SEO対策として何かしなければいけないのでしょうか?

結論としては、大きくサイト作りに変化はありません。従来からのグーグルポリシーであるコンテンツの質やユーザビリティー向上を意識してWebサイト作りやマーケティングプランを練っていればOK。

ユーザーの意図を予想して検索結果を返すために、1ページだけが優れていてはダメで、サイト全体の構成やユーザビリティなどが重要になってくる。

ランディングページやタイトルタグなどだけを重視したSEO診断は役に立たず、より良いウェブサイト作り・更新や改善を行う必要がある。

ニッチなキーワードで集客するロングテールが有利になることは確実。また、ウェブライティングは、SEOを意識して単語を強調する文章になっていたものを自然な文章となるように心がける位。

具体性のある言葉を使い専門的な検索ユーザーに対して、親切な回答を行えば怖がる必要はありません。ブランド力の高い企業が作成する内容の薄いウェブより知名度は低くても専門性で勝負できる企業にとっては、SEO効果が高まる結果へと進化していくでしょう。

グーグルの目指す方向

グーグルの検索アルゴリズム開発者が目指している方向は、「人間と会話ができるような検索エンジンを目指す」。これをキーワードにSEOそしてWebマーケティングを仕掛けていかないとネットビジネスは行き詰まります。会話重視は、お客様の評判や評価・クチコミが今まで以上に力を持つ世界ですし、テキストで書かれた文章の質量を向上させて行くことが重要。

彼らはロボット・人工知能といった分野に多大な投資を行っています。ニューロマンサーやマトリックスなどサイバーパンクで描かれる人工知能や街は負の部分が剥き出しになっています。しかし、グーグルは上手くコンピューターやAIを活用できる社会を目指す企業であって欲しいものです。

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