キーワードプランナーで単語の競合性を調べる方法
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検索数と競合性を調べるツール「キーワードプランナー」は、2013年8月末にキーワードツールから移行されたグーグルアドワーズのサービス。本来はGoogleでのリスティング広告(アドワーズ)を上手に活用するためのツール。
リスティング広告でのキーワード選定方法とSEOキーワードを選ぶ方法に大きな違いはありません。また、検索エンジンはグーグルの寡占に近い状態ですから、グーグルで扱っていればそのデータは正確なものと考えられます。
検索キーワードの選ぶ3つのポイント
Webマーケティングでは、サイトのコンテンツをユーザーの目に触れるように、広告やSEOによる露出を行います。その際に重要となるのが「集客のキーワード」。
キーワード次第で露出&売上に大きな違いが出てきます。
- キーワードタイプ:アクションに結びつくワードと知識のために調べるワードの違い
- サイトタイトルの付け方:検索数やクリック率に影響
- ユーザーの検索数を診断:無料で使えるツール
選ぶ際に重要なポイントは、「ビジネスとの相性」「検索数」「競合性」の3つ。
検索数:その言葉が検索エンジンで1ヶ月に検索される回数。
競合性:その単語に関連する情報がどれだけ検索エンジン上に存在するか。もしくは、リスティング広告に入札している広告主の多さ。
ビジネスとの相性:販売している商品とキーワードとの関連性
カレーライスを販売している店舗を持っている方であれば、検索数が多いキーワードかつ競合性の低いキーワードを見つけます。ただし、いくらいいキーワードを見つけても自分の仕事との相性が悪ければ何にもなりません。
極端な例:京都市の下鴨に店を持っているのに、東京の「板橋 カレーライス」でSEO対策をする。通販をしていないのに「美味いカレー 通販」で検索順位1位をキープ。などは無駄な施策。
インターネット上の需給バランス
検索数は需給でいう需要量、競合性は供給量です。相場でも需給バランスがどちらかに傾く時は、利益を得る大きなチャンス。ネットでも検索数が多くて競合性の低いキーワードを選ぶこと。
検索数が少なく競合性の高いワードは、アクセス数は見込めません。ただし、良質なコンテンツを作る自信があればあえてチャレンジするのもあり。
ここまでインターネットの情報量が増えると、単純に検索数が多くて競合性の低いキーワードは見つからないもの。検索数が多くてもコンバージョンに繋がらない例もあります。一から商品開発や市場開拓マーケティングに取り掛からなければならないかもしれません。
Googleキーワードプランナーの利用方法
(1)アドワーズにログインする
(2)Googleアドワーズトップページ左上の【運用ツール】をクリック
(3)ドロップダウンから【キーワードプランナー】をクリック
(4)オプションを選択:一番上の【新しいキーワードと広告グループの候補を検索】をクリック
(5)キーワード入力・URL入力・商品カテゴリのボックスが出てきます。キーワードのみを調べたい際はキーワードボックスのみに入力し【候補を取得】をクリックしてください。
※ターゲット設定。特にSEOなど英語で検索する場合は言語を【日本語】に設定。
●SEO、日本語で設定した画面
(6)検索ボリュームの傾向を示すグラフの下に【広告グループ候補】のタブが開いたページが出てくる。【キーワード候補】をクリック。
(7)キーワードごとに検索数・競合性・アドワーズの推奨入札単価がでてきます。
※デフォルトは30件まで表示。右下にある▼にて100件表示にするとたくさんのキーワードを確認。
(8)エクセルやCSVにダウンロードして確認することができます。
重要な項目は、【検索ボリューム=Avg. Monthly Searches (exact match only)】と【競合性=Competition】
- 検索ボリュームは月間の平均検索数を示す数値。
- 競合性は0.0から1.0の数値。数値が1.0に近づくほど競合が多く、0.0に近づくほど競合が少ない。
エクセルのフィルタ機能を使い、検索数の多い順に並べ替えました。
- SEO対策というキーワードは検索数多く競合性が高い。
- SEOチェキは診断ツールのサービス名で、検索数は多く競合性は低い。ただし、あなたのサイトが他会社のツール名を散りばめた内容で作成できるのかを要検討。
キーワードプランナーを使うと検索数・競合性という二つの重要なデータが得られます。あなたのウェブサイトと相性が良くライバルの少ない言葉を上手く見つけ出しましょう。
タグ:競合調査